pwd
(print working directory)コマンドは、現在のカレントディレクトリを表示します。
pwd
コマンドは外部コマンドとシェル組み込みコマンドの2つがあり、デフォルトのシンボリックリンクの取り扱いが異なります。
事前準備
確認の事前準備として、ディレクトリにシンボリックリンクを作成します。
CentOS 8, Ubuntu 20.04
$ cd /tmp
$ mkdir testdir
$ ln -s testdir linkdir
$ cd linkdir
bash組み込みコマンドの場合
bash組み込みのpwdコマンドの場合、シンボリックリンクのパスを表示します。
entOS 8, Ubuntu 20.04
$ pwd
/tmp/linkdir
外部コマンドの場合
外部のpwdコマンドの場合、物理(実態)パスを表示します。
entOS 8, Ubuntu 20.04
$ /bin/pwd
/tmp/testdir
オプションで論理パスと物理パスの表示を制御する
オプションを利用することで、どちらのパスで表示させるかを制御することができます。
- -L 論理(シンボリックリンク)パスで表示
- -P 物理(実態)パスで表示
entOS 8, Ubuntu 20.04
$ pwd -L
/tmp/linkdir
$ pwd -P
/tmp/testdir
$ /bin/pwd -L
/tmp/linkdir
$ /bin/pwd -P
/tmp/testdir
以上、pwd
コマンドでシンボリックリンクの物理パスを表示させる方法の紹介でした。